ロサンゼルス動物園&植物園ガイド

Property of Discover Los Angeles

1966年11月に開園したロサンゼルス動物園&植物園は、毎年200万人近くが訪れる、ロサンゼルス有数の人気観光スポット。270種以上、2,100頭の動物が飼育されており、その多くは希少種や絶滅危惧種です。ミーアキャットやマンドリル、コモドドラゴン、カンガルーなどもこの動物園では見ることができます。動物たちを観察するには涼しい曇りの日が最適ですが、暑い夏の午後でも見どころは豊富。サンクスギビングとクリスマス(12月25日)を除き年中無休、10時から17時まで開園しています。

Meerkats at the Los Angeles Zoo & Botanical Gardens
Meerkats | Photo: Los Angeles Zoo & Botanical Gardens

チケット

入園には事前のオンライン予約が必要です。当日券の販売は確約できないため、お勧めしません。相互入場プログラムと軍人割引はチケット売り場でお申し出ください。

Family and giraffe at the L.A. Zoo
Photo: Los Angeles Zoo & Botanical Gardens

入園前の準備

マスクポリシー
LAIR、ショップ、レストランエリア、トイレ、サファリシャトルなどの屋内および密閉空間では、2歳以上の全ての方にフェイスカバーの着用をお勧めします。ワクチン接種を受けていない方は、CDCにより屋外でもフェイスカバーの着用が推奨されています。

変更事項
最新の研究では、全ての哺乳類はCOVID-19に感染する可能性があると考えられています。このため、飼育されている動物の健康状態を保つため、一部のエリアやプログラムを休止したり、アクセスを制限して動物との距離を確保しています。ですが、ほとんどの動物は一般公開されています。

現在公開されていない展示やアクティビティの最新リストは、ロサンゼルス動物園のウェブサイトをご覧ください。

Baby giraffe at the L.A. Zoo
Phillip and his son | Photo: L.A. Zoo

最新情報

2022年4月、ロサンゼルス動物園はマサイキリンの出産を発表しました。誕生したキリンは6フィート7インチ(約2m)で、動物園史上最も背の高いキリンの赤ちゃんとなりました。動物園のブログでは、さまざまな動物の親子を愛らしい写真と共に紹介しています。

Billy the elephant at the L.A. Zoo
Billy the elephant | Photo: L.A. Zoo

アジアゾウ

ロサンゼルス動物園の史上最大となる展示スペースが、アジアゾウの飼育場。動物園の中心部に位置し、滝や深い水浴びプール、ハイテクな宿舎、そして歩き回るのに十分な広さを備えています。

Female jaguar Johar at the Los Angeles Zoo
Female jaguar Johar | Photo: Los Angeles Zoo, Facebook

レインフォレスト・オブ・ザ・アメリカ

2.2エーカーのレインフォレスト・オブ・ザ・アメリカは、生態系の不思議と美しさを体験できるエリア。ジャングルへの冒険は2階建てのアマゾンの高床式の家からスタート。上階からは丘の上にいるオウギワシを覗いたり、下のラグーンで泳ぎ回るカワウソを眺めることができ、階下ではピラニアやアカエイなどを近くで観察できます。曲がりくねった道の先では、ホエザル、ベアードバク、コビトカイマン、ジャガー、ヤドクガエルなどに出会えます。途中、ストラングラー・フィグの木やオオツリスドリを眺めながら、アマゾンの景色と音に浸って散策を楽しみましょう。

Nigerian Dwarf goat at Muriel's Ranch in the L.A. Zoo
Nigerian Dwarf goat at Muriel's Ranch | Photo: L.A. Zoo

ミュリエルズ・ランチ

ウィニック・ファミリー動物園にあるミュリエルズ・ランチは、ヤギや羊と触れ合えるエリア。ここで飼育されているシェットランド・シープとナイジェリアン・ドワーフヤギは好奇心旺盛で、大きさも2フィート(約60cm)・20〜50ポンド(約9kg〜22kg)と子供が触れ合うにはちょうどいいサイズ。ヤギの毛づくろいをするブラシもあり、ファミリーで楽しめます。ミュリエルズ・ランチは、月曜、木曜〜日曜の10時から13時まで。

Tom Mankiewicz Conservation Carousel at the L.A. Zoo
Tom Mankiewicz Conservation Carousel | Photo by Jamie Pham, courtesy of L.A. Zoo

ファミリー向けエリア

トム・マンキーウィッツ・コンサベーション・カルーセル
ツリートップス・テラスの隣にあるトム・マンキーウィッツ・コンサベーション・カルーセルは、64種類の動物たち全てが手彫りの木製メリーゴーランド。週末の午前10時30分から午後4時までの営業。入場料は1人3ドル、身長42インチ以下(約107cm)の子供は大人の付き添いが必要です。(追加料金不要)

ニール・パピアーノ・プレイパーク
ニール・パピアーノ・プレイパークは子供たちが楽しく遊べるエリア。動物をモチーフにした遊具、幼児向けエリア、芝生エリア、日陰のテーブルとベンチ、暑い日には涼しくなるミストなどが揃っています。

Armenian viper at The LAIR in the L.A. Zoo
Armenian viper at The LAIR | Photo: L.A. Zoo

受賞歴のあるLAIR(Living Amphibians, Invertebrates, Reptiles)では、60種以上の両生類、無脊椎動物、爬虫類が展示されており、その多くは他の動物園では見ることができない動物たちです。LAIRは、湿った森、ベティ・バイト&スクイーズ(長年にわたるロサンゼルス動物園の後援者ベティ・ホワイトに因んで名付けられました)、保護&保存、アロヨトカゲ、ワニの沼、砂漠のLAIR、と6つのセクションに分かれています。

Reggie the Alligator at the L.A. Zoo
Reggie the alligator | Photo by Jamie Pham, courtesy of L.A. Zoo

ダイニング

動物園では以下の食事オプションがあります。

レジーズ・ビストロ
動物園で人気のアメリカ・アリゲーターの名前がついたレジーズ・ビストロは、メインエントランスのインターナショナル・マーケットプレイス・ギフトショップの向かいにある軽食レストラン。サラダやラップ、ハンバーガー、サンドイッチ、キッズミールの他、ペプシやクラフトビール、カリフォルニアワインなどを楽しめます。

ビーン・スプラウツ
2022年7月オープンのビーン・スプラウツは、レインフォレスト・オブ・ザ・アメリカスとシャトルバス停留所近くの便利なロケーション。ファミリーで楽しめる「ヒップ&ヘルシー」なメニューが自慢です。

ピクニック
お弁当を持参して、メインエントランス近くのテーブルや園内の日陰ででピクニックも楽しめます。ガラス、使い捨てストロー、アルコール類は持ち込み禁止です。

ブリュー・アット・ザ・L.A. Zoo(2022年8月12日開催)

夏のハイライト、ブリュー・アット・ザ・L.A. Zooが8月12日(金)19時から23時まで開催されます。このブリュー・アット・ザ・L.A. Zooは、地元のクラフトビールやソフトドリンクを片手に園内を散策しながら、音楽や飼育員のトーク、美味しい食事(有料)を楽しむイベント。スタンダード、デズィグネイテッド・ドライバー、VIPと3種のチケットがあります。

Safari Shuttle at the L.A. Zoo
Safari Shuttle | Photo: L.A. Zoo

園内での移動

ロサンゼルス動物園&植物園は133エーカーと広いので、歩きやすい靴がお勧めです。ベビーカー、車椅子、スクーターは先着順でレンタル可能。支払いはクレジットカードのみ、レンタル品は使用前と使用後に消毒しています。
園内6ヶ所に停まるサファリ・シャトルの利用も便利です。大人5ドル、2歳〜12歳は2.50ドルで何度でも乗車可能。

KultureCity Quiet Area at the Australia Section in the L.A. Zoo
KultureCity Quiet Area at the Australia Section | Photo by Carl Myers, courtesy of L.A. Zoo

カルチャーシティ

2022年3月ロサンゼルス動物園は、世界的に知られるNPO団体のカルチャーシティ(KultureCity)と提携し、センサリーインクルーシブな施設として認定されました。これにより、感覚過敏などの来場者に適切な対応ができる施設として、5カ国900以上のカルチャーシティ認定施設に加わりました。

インターナショナル・マーケットプレイスでは、ノイズキャンセリング・ヘッドフォン(Puro Sound Labs社提供)、ストレス軽減グッズ、言語キューカード、加重ひざ掛けなどが入ったセンサリーバッグを必要な方に提供しています。ご家族は来園前にApp StoreまたはGoogle Play Storeより無料のKultureCityアプリをダウンロードすることで、園内のセンサリー施設の機能やアクセス可能な場所について事前に確認することができます。また、このアプリでは、ロサンゼルス動物園で1日を楽しめるよう、どのような状況になるかを説明するソーシャル・ストーリーも提供されています。

Jaguar and kid at the L.A. Zoo
Jaguar and new friend | Photo by Jamie Pham, courtesy of L.A. Zoo

メンバーシップ

就学年齢のお子様のいる4人家族で、今後数ヶ月の間に複数回来園する予定があるなら、ファミリー会員になることをお勧めします。会員期間中は何度でも無料で入園可能、エクスプレス入場、会員限定の展示会、ガイド付きツアー、ギフトショップやレストランでの割引き、カリフォルニア州15の施設を含む170以上の動物園と水族館への無料または割引での入園サービスを受けることができます。