LAガイド / おもしろ情報
アメリカンドリームに向かって前進する若者 テニスプレーヤー 笹森仁汰(ササモリジンタ)くん
恵子ギャリソンのLA通信 Vol.42
2011年8月11日
3月11日以降から今日に至るまで、このコラムをお休みしてしまったことをお詫びいたします。読者の中には、(どうしたのかしら?)と思っておられた方も多いことでしょう。私はここアメリカにおいて、東京都と京都市の観光レップとして仕事をしていますが、東日本大震災、津波そして原発問題の影響を旅行・観光業界はもろに受け、アメリカ人達が日本を恐れて訪問しなくなり、その対応に追われ続けていました。今はいろいろなリカバリープランを実施中です。

日本独特の"自粛“ムードが広がり、LAへの旅行まで自粛している方が多いようで、とても悲しく思っています。こんな時だからこそ、限りなく青い空と海に恵まれたLAを訪問し心身ともにリフレッシュし、エネルギーをいっぱい蓄えて帰国し、被災された方々のために“何か”されてはいかがでしょうか。ここ南カリフォルニアでは、震災直後から今も、あちらこちらで被災された方々の為の義援金活動が行われています。日系団体・企業だけではなく、アメリカの団体、企業、学生・子供達も各地で、今も活動を行っています。オレンジ・カウンティに住む日本人有志の方々が、3月11日の東日本大震災のあと、”支援の届かない子供達への支援“を目的に“Kids Project Japan”というNPO法人を立ち上げました。私も時間の許す範囲でお手伝いをさせていただいています。
http://kidsprojectjapan.org/
将来のある子供達に少しでも夢を持って生きてもらいたいです。

被災された子供達に“私も僕も前向きに生きていく!”と思ってもらうために、私なりに何か出来ないか、と考えた結果、このコラムに新しい“シリーズ”をスタートすることにしました。それが“アメリカンドリームに向かって前進する若者シリーズ ”です。今ある“LAの輝く日本女性シリーズ”と“カリフォルニアドリームを実現する日本男性シリーズ”も不定期に続けていきますが、新しいシリーズに特に力を入れていく予定です。

輝く“第一回目の若者”として、今、南カリフォルニアのテニス界で大活躍の笹森仁汰君に登場していただきます。

2011ウィンブルドン選手権2回戦でビーナス・ウィリアムズと戦ったクルム伊達公子の試合が今も目に焼きついています。1970年生まれの彼女の努力は並大抵ではないでしょう。将来彼女のようにテニス界で日本人をきっと感動させるのが、今回ご紹介する仁汰(ジンタ)君です。

私が仁汰君と初めて会ったのは、彼が1歳になったばかりの2003年5月でした。場所はご両親が経営されているLAのヘアーサロンです。お客さんとして初めて訪れた日でした。天真爛漫で太陽のようなスマイルを浮かべた仁汰君の顔を鮮明に覚えています。
あれから8年、9歳になったばかりの彼は、10歳以下のテニス大会(11歳の誕生日の前日まで出場可能)で2度も優勝するほどの腕前になりました!9歳になったばかりで、2歳近く歳の離れた体格&パワーのある子達との対戦で、最初はボカスカにやられていたけれど、夏休みに入ってから徐々に結果出てきたそうです。まだ9歳と3ヵ月ちょっとなので、ご両親の想定よりもペースが早いかなという段階らしいです。

2003年から数週間ごとに仁汰君のおかあさんにヘアーカットをしていただきながら、彼の成長ぶりを聞いているので、とても身近に感じ、“近い将来、必ず世界的なテニスプレーヤーになる!”と信じ、応援しています。

仁汰君のおとうさんにインタビューしました!

Q1
どのように仁汰くんを育ててこられましたか?愛でいっぱいの両親のもとで育っているからこそ、今の仁汰くんがある、と私は思っています。これから家庭を持つ読者にとって、是非知りたいことだと信じ、お聞きしています。

A1:
小さい頃から善悪をハッキリさせ、親であるこちらが絶対にブレないようにと自分達に言い聞かせてきました。親がブレては子供は迷いますから、子供が迷わないようにそこだけは一貫して貫いてきました。赤ちゃんの時から体力有り余りの子でしたが、そのせいか聞き分けの出来る子で、あまり手のかからなかった記憶があります。

Q2:
仁汰くんがテニスに興味を持ったのは、確か2歳の頃ですね? Maria Sharapovaの試合を見た時からと記憶しています。彼がどのように“テニスをしたい!”と言ったのか教えてください。

A2:
たまたまシャラポワの練習を見る機会に恵まれまして、それがこちらの想像とはまったくかけ離れたもので、まるで格闘技のように激しいテニスに興奮し、「テニスやる!」と言い出して次の日から始めました。それが2歳5ヵ月のことです。

Q3:
仁汰くんは両親がお仕事を一生懸命されているのを見て育ち、周囲のいろいろな方々の愛情に包まれてすくすく&のびのびと成長されてきました。幼くしてテニスの世界で活躍してきた仁汰くんは、世の親たちの“憧れ”の子供でしょう。お忙しい中、どのように時間を作って仁汰くんをサポートしてこられたのでしょうか?

A3: 
これはテニスを始めた当初から一貫しているのですが、現時点での練習時間は早朝の学校へ行く前と決めています。午後は宿題があったり、他の習い事などで時間が取れないことが多いです。でも、朝は間違いなく確実に時間が取れますから。ただ、毎日早朝5時起きですが…。

Q4:
仁汰くんがこれだけ幼いのに活躍しておられるのは、ご両親の並々ならぬサポートがあるからでしょう。でも、“必死”って感じが全然なく、家族皆さんで楽しんでおられる、と感じるので、とても微笑ましく、私も心から“サポートしたい!仁汰くんのこと幼い頃から知っているのよ!彼のご両親とも親しいのよ!”と日本の家族、友人、知人らに自慢したいのであります。仁汰くんのご両親としての“これからの夢”を是非お聞かせください。

A4:
我が家ではテニスは教育のためのツールのひとつと考えています。常に言っているのは、世の中にはテニスよりも大事なことがたくさんあるということ。それと親子間のコミュニケーションツールでもあります。テニスを通して会話をするというか…。
彼がプロになるかは別として、これからもずっと家族仲良くテニスしながら笑っていられればそれでいいと思っております。

Q5:
素晴らしいテニスプレーヤーになるため、仁汰くんの栄養等に気をつけておられますか?

A5:
どんなに忙しくても、出来るだけ自分達で作るように心がけています。とは言っても、野菜でも魚でも一切好き嫌いはないので何でもOKなのですが(笑)。

Q6:
経営されているお店の名前“Clover Hair”の名前の由来をお教えください。
オープンされたのは何時でしょうか? 

A6:
Clover Hair Studio は2001年10月にオープンしました。もうすぐ丸10年になります。名前の由来はなんとなく四葉のクローバーなら縁起がいいかなと思っただけで、特に深い意味はありません(笑)。仁汰はまだ生まれておらず、ちょうどお腹の中にいたくらいだと思います。

Q7:
日本には、“夢”を持たない子供達が多い、と聞いています。折角この世に生まれてきたのだから、自分サイズの“夢”を持って、将来に向って明るく希望を持って前向きに日々楽しみながら生きていってもらいたいです。笹森家から、読者の皆様に、“どうしたら仁汰くんのような子供を育てられるか”を差し支えのない程度で結構ですので、お話していただきたいのですが。

A7:
常にいつかのタイミングで彼にとって“これ”といったものを持って欲しいと思っていました。何かこれだけなら絶対に負けないというような何かを!テニスに出会ったのは偶然ですが、特に小さいうちは親がある程度のレールを敷き、そこから子供の能力を見出し導いてやるのも親の仕事だと思っています。我が家の場合はかなり早くに“これ”に出会えてラッキーだったのかなと。

Q8:
仁汰くんのように、日本でも、将来世界で活躍出来るテニスプレーヤーになりたいと頑張っている子供達を持つ親たちは多いと思います。そこで、アメリカのテニスの世界について教えてください。システムとか、子供達は通常何歳頃からテニスを始め、どのような方法で優秀なインストラクターにつき、どのような方法でトーナメントに出場し、どうしたら、仁汰くんのように、彼の年齢部門で南カリフォルニアNo1になれるのか等など。

A8:
LAの場合は公共の自由に使えるコートがいたるところにあります。我が家も最初は公園のテニスコートから始めました。コートに行けばそれこそ下は2歳くらいから、上はよぼよぼのシニアの方達までたくさんの人がテニスをプレーしています。トップジュニアを見ていると大体2〜5歳くらいから始めている子が多いですかね。公式の試合は8歳以下からです。自分でサーブが打ててセルフジャッジが出来るようになれば何歳でも出場可能です。仁汰は先日、10歳以下のテニス大会で3度目の優勝をし、今週末は4回目の優勝を目指して頑張っております。

Q9:
旅行で日本からLAに来られる“テニス好き家族”はどのようにしたら、仁汰くんが出場するトーナメントのスケジュールを知り、会場で応援することが出来るのでしょうか?

A9:
スケジュールはブログ“ジンタのテニス人生!”や、アメリカテニス協会のサイト、USTA.COM等で知ることができます。
http://blog.livedoor.jp/jinta2tennis_champ/
http://www.usta.com/

Q10:
その他、“是非記事の中で書いて欲しい、読者に知らせて欲しい!というような事がありましたら、遠慮なくお教えください。

A10:
テニスは気持ちよくボールが打てるようになるまでちょっとハードルの高いスポーツですが、ある程度打てるようになるとこれほど楽しいスポーツはありません。運動量も多いですし、頭も使います。何事も継続は力なり…。そう思い毎日取り組んでおります。

皆さんも、仁汰君を是非応援してあげてくださいね!

 
日本&LAには“いつの日かアメリカンドリームを実現する!”と夢に向って前進している若者がいっぱいいることでしょう。 







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