LAの野外音楽フェスガイド

全米最大級の舞台芸術センターとして知られるTHE MUSIC CENTERの人気プログラム、ダンスDTLAがこの夏復活します。6月3、17日、7月8日〜9月2日の金曜の夜、午後7時から11時までジェリー・モス・プラザで開催されるダンスDTLAでは、地元のトップDJやバンドがライブ演奏を行い、サルサやヒップホップ、ボリウッド、タンゴ、ヴォーギング、K-POP、ディスコ、サンバなどを星空の下で学びながら楽しみます。ダンスDTLAはどなたでも無料で参加できるイベントです。

今年で36年目を迎えるGRAND PERFORMANCESは、「無料で楽しめる世界の舞台芸術を通じてロサンゼルスをひとつに」をミッションに、世界トップクラスの音楽、ダンス、演劇などをカリフォルニアプラザで開催しています。無料のオープン席は先着順、VIPバルコニーの指定席はグランドパフォーマンス会員用となっています。ピクニックを楽しんだり、近くのグランド・セントラル・マーケットでの食事やテイクアウトも可能です。一部のイベントでは、会場内にバーをオープン予定です。2022年のスケジュールや詳細は、グランドパフォーマンスのウェブサイトをご覧ください。

MLS（メジャーリーグサッカー）のLAFCとNWSL（ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ）のエンジェル・シティFCが本拠地とするBANC OF CALIFORNIA STADIUMは、ダウンタウンLAの南にある、ミュージアムやコロシアム、庭園などが集まるエクスポジションパーク内にあります。1962年のドジャースタジアム以来となるオープンエアのスタジアムで、メトロEライン（Expo）で便利にアクセスできます。
今後予定されているコンサートは、サンタナ＋アース・ウィンド＆ファイアー（6月18日）、ザ・キラーズwithジョニー・マー（8月27日）、スウェディッシュ・ハウス・マフィア（9月9日）、イマジン・ドラゴンズ（9月15日）、アバヴ＆ビヨンド（10月15日）。

メジャーリーグベースボールの聖地でもあるDODGER STADIUMは、ビートルズ、エルトン・ジョン（映画「ロケットマン」のライブの舞台）、ザ・ジャクソンズ、デヴィッド・ボウイ、U2、ローリング・ストーンズ、ブルース・スプリングスティーン、マドンナ、ビヨンセなど、これまで数多くのコンサートが開催されてきました。
今後の予定は、デッド＆カンパニー（6月11日）、Viva! LAミュージックフェスティバル（6月25日）、レディー・ガガ：The Chromatica Ball（9月10日）、エルトン・ジョン最後のワールドツアーとなるFarewell Yellow Brick Road（11月17、19、20日）が開催予定です。

2007年以来、何十万ものLAっ子たちがマッカーサーパークにあるLEVITT PAVILIONで無料のライブ音楽を楽しんでいます。今年15周年を迎えるレヴィットLAは、地元の新進気鋭のアーティストから受賞歴のある国内外のパフォーマーまで、ロサンゼルスのコミュニティの多様性を反映した幅広いジャンルの音楽を集めています。 ファミリーで楽しめるこのコンサートは、リードのついたペットも同伴可能。芝生の上でのピクニックや地元の美味しいお店からテイクアウトするなども楽しみのひとつです。2022年のプログラムはレヴィット・パビリオンのウェブサイトからダウンロードできます。

1929年オープンの歴史あるTHE GREEK THEATREは、ロサンゼルスでも有数の野外ステージです。グリフィスパーク内に5,900席を有するこのシアターは、最先端の音響、素晴らしいサイトライン、そして絵のように美しい環境で一体感のあるライブスタイルを生み出します。
2022年のシーズンは、6月4日のベル＆セバスチャンのライブを皮切りに、ベアネイキッド・レディース（6月10日）、アンドリュー・バード＋アイアン＆ワイン（6月15日）、クリス・アイザック＆ライル・ラヴェット（6月17日）、ブランディ・カーライル （6月24、25日）、ノラ・ジョーンズ（6月29日）、フリート・フォクシーズ（7月8日）、ザ・チックス（7月25、26日）、ジョシュ・グローバン（8月2日）、ロバート・プラント＆アリソン・クラウス（8月18日）、フィッツ&ザ・タントラムズ（8月27日）、ロスト80sライブ（8月28日）、グー・グー・ドールズ（9月2日）、ジャクソン・ブラウン（9月4日）、アリシア・キーズ（9月6、7日）、ボニー・レイット（9月24日）、リンゴ・スター（10月16日）、デス・キャブ・フォー・キューティー（10月21日）、トロ・イ・モワ（10月29日）が予定されています。

HOLLYWOOD BOWLは、全米最大の野外音楽堂であると共に世界でも指折りの屋外文化施設として知られています。グスターボ・ドゥダメルが指揮するL Aフィルハーモニックを中心に、あらゆるジャンルの一流アーティストたちがコンサートを開いてきました。
100周年記念シーズンの今年は、6月3日のグウェン・ステファニーで幕を開けます。その後は数々の映画上映、101フェスティバル（6月11、12日）、ジューンティーンス（6月19日）、ハリウッド・ボウル・ジャズ・フェスティバル（6月25、26日）、独立記念日花火withスティーヴ・マーティン＆マーティン・ショート（7月2〜4日）、キンキーブーツ（7月8〜10日）、ケニー・ロギンス（7月15、16日）、リッキー・マーティン（7月22、23日）、トリビュート・トゥ・ペギーリー＆フランク・シナトラ（7月27日）、ボーイズIIメン&TLC（7月29日）、ジョン・フォガティ（7月30日）、a-ha withオーケストラ（7月31日）、シェリル・クロウ（8月3日）、トロンボーン・ショーティ（8月10日）、ジプシー・キングス（8月19、20日）、フライング・ロータス（8月21日）、ダイアナ・ロス（8月26、27日）、ウィントン・マルサリス（9月7、8日）、ファイヤーワーク・フィナーレ：デュラン・デュラン（9月9〜11日）、ピンク・マルティーニ（9月14日）、デイヴ・マシューズ・バンド（9月19、20日）、グレイス・ジョーンズ（9月25日）、ピットブル（9月27日）、ウータン・クラン& Nas（10月4日）、ニュー・オーダー＆ペット・ショップ・ボーイズ（10月7、8日）、フローレンス・アンド・ザ・マシーン（10月14、15日）、ザ・フー（11月1日）、スマッシング・パンプキンズ＆ジェーンズ・アディクション（11月19日）などが公演予定。

ハリウッドヒルズに位置するTHE FORDは、その美しさ、そして1,200席のどこからでもステージまで30m以内という近距離でコンサートを体感できる円形のコンサート会場。 2022年シーズンのハイライトは、ルーファス・ウェインライト（6月14日）、アーニー・ディフランコ（6月23日）、シー＆ヒム（6月25日）、アウトフェスト・アンダー・ザ・スター（7月21〜23日）、カマシ・ワシントン（8月5日）、テレンス・ブランチャード（8月9日）、ウォーペイント（8月19日）、メリッサ・エスリッジ（8月23日）、ボブ・ベイカー・マリオネット・シアター（9月4日）。
シアター内では、ジョセリン・ラミレスが手がける植物由来のメキシコ料理ケータリング会社トド・ヴェルデの料理を味わえます。庭園やテラスでピクニックを楽しんだり、テラスカフェでトド・ヴェルデの料理をオーダーしたり、またはグラブ＆ゴー・マーケットで購入した軽食を座席に持ち込むことも可能です。

LACMA（ロサンゼルスカウンティ美術館）で大人気のイベント、JAZZ AT LACMAでは、4月から11月までの金曜の夜に選りすぐりのロサンゼルスのジャズミュージシャンの演奏を楽しめます。これまでのコンサートでは、ウェイン・ショーター、イエロージャケッツ、クインシー・ジョーンズ・オールスター・オーケストラwithジョン・クレイトン、アルトゥーロ・サンドヴァル、ジェフ・ローバー、ビリー・チャイルズ、ティアニー・サットン、アーニー・ワッツなど、伝説的なミュージシャンが出演しています。
毎週金曜の午後6時から午後8時まで、シュミット・ウェルカムプラザで開催。座席数には限りがあり、先着順となります。スケジュールと出演ミュージシャンに関する情報はLACMAのウェブサイトをご覧ください。

THE ORIGINAL FARMERS MARKETでは、6月から8月にかけて木曜夜の音楽会「ミート・ミー・アット・3rd &フェアファックス」を開催しています。レゲエ、ジャズ、サルサ、ハワイアン、R&B、ドゥーワップ、ロカビリー、テキサスブルースなど幅広いジャンルのライブ演奏を、歴史あるマーケット内でのショッピングやお食事と共にお楽しみください。西側パティオで午後6時から午後8時まで。

GETTY CENTERが毎年開催しているアウトドア・サマーシリーズのオフ・ザ・405では、DJによるオープニング、そして前途有為なバンドによるパフォーマンスを楽しめます。今後予定されているのは、バーティーズ・ストレンジ（6月18日）、ロス・レトロス（7月9日）、ハンド・ハビッツ（7月23日）。さらに8月27日には、企画展「Working Together: The photographers of Kamoinge Workshop」を記念してスタンディング・オン・ザ・コーナーの特別パフォーマンスが予定されています。 ミュージアム・コードヤードで催されるこのイベントには、ビールやカクテル、軽食を楽しめるバーが開設されます。早めに来場し、ゲッティ・センターからの美しい眺望や世界クラスのアートコレクションや企画展も是非ご覧ください。入場は無料、チケットはゲッティ・センターのウェブサイトからお申し込みください。

THE SKIRBALL CULTURAL CENTERでは、サンセット・コンサート25周年を記念して、世界からロサンゼルスへの架け橋となるような多彩なジャンルからラインナップ。出演は、ママク・カデム（7月21日）、ロッキー・ドウニ（7月28日）、ネフェシュ・マウンテン（8月4日）、ブッカー・T・ジョーンズ（8月11日）、ADG7（8月18日）、ソン・ロンぺ・ペラ（8月25日）。コンサートは無料で、開場は午後6時30分、開演は午後8時です。
同センター内で開催の企画展「The Jewish Deli, Talking Back to Power」と「Visions and Values」の時間指定入場券を先着順で配布します。最終入場は午後9時30分。

この夏15年目を迎えるジャズポップは、HAMMER MUSEUMの中庭にウエストコーストジャズとインプロヴァイズド・ミュージックの第一人者を迎えて開催です。ヒップホップ、フリージャズ、イタリア映画など、さまざまな影響を受けた南カリフォルニアとベイエリアの革新的なバンドリーダーとコンポーザーが登場し、刺激的なグルーヴと卓越した即興演奏、ダイナミックなアンサンブルを披露します。 今年は、ミゲル・アトウッド・ファガーソン・アンサンブル（8月4日）、ティナ・レイモンド・トリオ（8月11日）、フィリップ・グリーンリーフ（8月18日）が登場です。

最新設備を導入した全天候型のSOFI STADIUMは、ロサンゼルス・ラムズとロサンゼルス・チャージャーズの本拠地であり、第56回スーパーボウルの舞台となったスタジアムです。今後は、2023年にカレッジ・フットボール・チャンピオンシップゲーム、2028年には夏季オリンピックゲームの開会式と閉会式が行われる予定です。
今シーズン開催されるコンサートは、グルポ・フィレメ（5月28、29日）、ケニー・チェズニー（7月23日）、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ（7月31日）、モトリー・クルー、デフ・レパード、ポイズン、ジョーン・ジェットによるスタジアム・ツアー（8月27日）、ザ・ウィークエンド（9月2、3日）、バッド・バニー（9月30日、10月1日）。