2024年ロサンゼルスの見どころ:スポーツ

Shohei Ohtani at Dodger Stadium
Shohei Ohtani | Photo: Los Angeles Dodgers

2024年、ロサンゼルスはドジャースの "ショータイム "時代の幕開けとともに、その比類なきスポーツ遺産をさらに増幅させることになります。バスケットボール・ファンは、マーチ・マッドネスの復活、クリッパーズの新アリーナ・デビュー、そして2人のロサンゼルス・スポーツ界のレジェンドの栄誉に歓喜することでしょう。

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Shohei Ohtani at Dodger Stadium
Shohei Ohtani | Photo: Los Angeles Dodgers
"(大谷翔平は)国際的にも国内的にも超越的な存在であり、彼にとってロサンゼルスは最高の場所だ" 〜 マーク・コンラッド

大谷翔平

2023年12月、大谷翔平Los Angeles Dodgers(ロサンゼルス・ドジャース」と10年間7億ドルという史上最高額の契約を交わしたと発表。NBCニュースは、大谷を"The New Face of MLB"(MLBの新しい顔)と評し、「プロ野球のフィールド上で100年もの間、他に類をみない特異なスキルを持ち合わせている」と言い表しました。この100年間、MLBのトップ選手は投手と打者の2つのカテゴリーに分類され、クロスオーバーすることはありませんでした。29歳の大谷はその型を打ち砕き、ベーブ・ルース以来のハイレベルな二刀流選手として活躍してきました。

「彼は国際的にも国内的にも超越している。」とフォーダム大学ガベリ・スクール・オブ・ビジネスのスポーツ・ビジネスのディレクター、マーク・コンラッド氏は述べ、「ロサンゼルスは彼にとって最高の場所だった。」としました。

契約を発表したInstagram post(インスタグラムの投稿)で、大谷は「ドジャースのファンの皆さん、私は常にチームのために最善を尽くし、常に最高の自分であるために全力を尽くし続けることを誓います。選手生活最後の日まで、ドジャースだけでなく、野球界のために前進し続けたいと思います。」と綴りました。

ドジャースは、3月20日と21日にSeoul, South Korea(韓国のソウル)で行われるサンディエゴ・パドレスとのホーム&ホーム・シリーズで韓国初となるメジャーリーグのレギュラーシーズン試合を開催し、再び歴史を作ることになります。

ソウル・シリーズの後、3月28日(木)のセントルイス・カージナルスとの2024年ホーム開幕戦で、大谷はドジャー・スタジアムデビューを果たします。この日のデイゲームで4連戦の幕開けとなり、その後はドジャースの長年のライバル、サンフランシスコ・ジャイアンツとの3連戦。ドジャースは、ジャッキー・ロビンソン・デー(4月15日)にワシントン・ナショナルズをホームに迎え、3連戦をスタートします。

 

Kobe Bryant “Legends Are Forever” mural by Royyal Dog at The Container Yard
“Legends Are Forever” by Royyal Dog at The Container Yard | Instagram: @thecontaineryard
John Wooden Forever Stamp
John Wooden Forever Stamp | Photo: USPS

バスケットボール

2024年、マーチ・マッドネスの復活やクリッパーズの新アリーナ・デビュー、そして2人のロサンゼルス・スポーツ界のレジェンドの栄誉と、バスケットボールファンには嬉しいニュースが続きます。

コービー・ブライアント像 – クリプト・ドットコム・アリーナ (2月8日)
コービー・ブライアント・デーでもある2023年8月24日午前8時24分、ヴァネッサ・ブライアントは、2月8日木曜日のレイカーズ対ナゲッツ戦の前に、亡き夫を称える銅像がクリプト・ドットコム・アリーナの外で除幕されることを発表しました。コービーと13歳の娘ジアナ、他7人が2020年1月にヘリコプター事故で悲劇的な死を遂げました。

2/28/24という日付には意味があります。 コービーはレイカーズでのキャリアを築いた2つの時代において背番号「8」と「24」を着用し、ジアナはユース・バスケットボールで「2」を着用していました。ブライアントの銅像は、レイカーズのレジェントであるカリーム・アブドゥル・ジャバー、エルジン・ベイラー、マジック・ジョンソン、シャキール・オニール、ジェリー・ウェスト、チック・ハーンらと共にスタープラザに並びます。

レイカーズによると、コービーは引退後、この銅像の初期計画に参加していたそうです。この銅像は、レイカーズやLAキングス50周年記念モニュメントでルク・ロバタイユとボブ・ミラーの銅像を制作したファイン・アートスタジオ・オブ・ロットブラット・アムラニーの著名な彫刻家ジュリー・ロットブラット・アムラニーによって制作されました。

NCAAウエスト・リージョナル - クリプト・ドットコム・アリーナ (3月 28 ・30日) 
NCAAウェスト・リージョナルがクリプト・ドットコム・アリーナで開催されることになり、ロサンゼルスにマーチ・マッドネスが戻ってきます!ペパーダイン大学主催で、3月28日(木)にスウィート16の2試合、3月30日(土)にエリート8の試合が行われます。 On Location (オン・ロケーション)では、NCAAファン・エクスペリエンス・チケットパッケージを提供しています。このパッケージには、厳選された試合チケットをはじめ、テールゲートにちなんだスナックやドリンク、NCAAナショナル・チャンピオンシップ・トロフィーの写真撮影などが楽しめる、試合前と試合中の限定ホスピタリティ・アクセスが含まれています。

ジョン・ウッデン・フォーエバー・スタンプ
 米国郵政公社は、UCLAの伝説的バスケットボールコーチ、ジョン・ウッデンを称えるフォーエバー・スタンプを2024年初頭に発売すると発表しました。アメリカン・スポーツ史上最も偉大なコーチとして知られるウッデンは、UCLAブルーインズを10度の全米優勝、88連勝、4度の完全試合(30勝0敗)という記録を打ち立てました。切手にはウッデンの肖像画、背景には4番と10番のジャージを着た2人の選手が描かれており、それぞれウッデン在任中の4度の無敗シーズンと10度の優勝を称えています。

LAクリッパーズ:イントゥイット・ドーム

LAクリッパーズの今後の本拠地となる、総工費12億ドルのイントゥイット・ドームが2024-25年NBAシーズンにオープン予定です。SoFiスタジアムの南、イングルウッドに位置する最新鋭のインテュイット・ドームには、5面のバスケットボールコート(他のNBAアリーナより多い)、80,000平方フィートの屋外広場、及びほぼ1エーカーの広さのアリーナでの両面ディスプレイとしては最大となるHalo Boardが設置されます。クリッパーズのスティーブ・バルマー会長は、「ファンも選手も皆さん全員がこの究極のホームコートに値します。それをここイングルウッドで手に入れられるのです。」と語りました。

Busch Light Clash 2024 at the LA Coliseum
Busch Light Clash 2024 at the LA Coliseum | Photo: NASCAR

ブッシュ・ライト・クラッシュ - ロサンゼルス・コロシアム(2月4日)

ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムで3度目の開催となるブッシュ・ライト・クラッシュで、NASCARはシーズンを開幕。2022年の初開催ではジョーイ・ロガーノが優勝し、2023年はマーティン・トゥーレックスJr.がトロフィーを掲げました。2024年、過去100年にわたり、2度のスーパーボウルと2度のオリンピック、ワールドシリーズ、その他数え切れないほどの主要イベントを開催してきたこのランドマーク的スタジアムで、NASCARメキシコシリーズのドライバーは勝利を祝うチャンスを得ることになります。

モンスター・ジャム・ワールドファイナルXXIII(5月18日)

モンスタートラックのスーパーボウルとの異名を持つMonster Jam (モンスター・ジャム)が、初めてSoFiスタジアムで開催されます。このワールドクラスの会場では、2022年に第56回スーパーボウルを開催、また2027年のバレンタインデーには第61回スーパーボウルが開催される予定で、まさにこの大会の開催に相応しい場所です。世界のトップドライバーが4つのカテゴリーでチャンピオンを争う中、家族全員で胸高まるスタント、トリック、スリルを楽しむことができます。今年最大のピット・パーティーでは、伝説のグレイブ・ディガー、Max-D、強大なメガロドンなど、ファンに人気のトラックを間近で見ることができます。

LA Galaxy vs LAFC at Rose Bowl Stadium on July 4, 2024
LA Galaxy vs LAFC 2024 | Photo: Rose Bowl Stadium

LAギャラクシー対LAFC – ローズボウル・スタジアム(7月4日)

7月4日のローズボウル・スタジアムでは、西海岸で最も長い歴史を持つ花火大会、退役軍人へのトリビュート、そして試合前のテールゲート・パーティーが行われる中、LAFCとL Aギャラクシーが熱戦を繰り広げます。2023年7月4日にローズボウル・スタジアムで行われた20回目のエル・トラフィコは、メジャーリーグサッカー単独の観客動員記録となる82,110を動員し、試合はギャラクシーが2-1でLAFCに勝利しました。